クルーズ船のスパセラピストって、実際いくら稼げるの?貯金はできるの?
私は9ヶ月×2回(合計約1年半)、豪華客船のスパセラピストとして世界を回っていました。この記事では、実際の給料の内訳・月にいくら貯まったか・船内での暮らし(食事、休み、ネット、恋愛事情まで)を、盛らずに正直に書いています😃
「いよいよ夢の実現」——乗船が決まったときの気持ちは、今でも覚えています。
ずっとやってみたかった事に挑戦できている事、心より感謝です🙏
そして、セラピストをできている事が嬉しいです。
前回、持ち物について → 豪華客船セラピスト・海外移住の持ち物リスト|9ヶ月を最小限の荷物で暮らした実体験
そして、この仕事に就いた経緯について → 豪華客船のビューティーセラピストになるまで|C1Dビザ・マリンズテスト・面接の体験談
今回は、実際の船での生活について。
🚢 船で働くと「かからないお金」がこれだけあります
🏠 家賣・光熱費:0円(乗船中は部屋が支給されます)
🍽 食費:0円(クルー専用の食堂で1日3食)
✈️ 乗船・下船の渡航費:会社負担(所属会社によって変わります。2回目の乗船時は自己負担でした。)
🏥 船内の医療費:基本無料
つまり、生活費がほぼかからないので、稼いだ分がそのまま手元に残ります‼️これが船の仕事の一番大きな魅力です✨ただし良いことばかりではないので、下で正直に書いてます😃
🌍 乗船中に行けた場所(9ヶ月×2回)
海外12カ国46都市、日本25都道府県30都市。とはいえ船の仕事は「同じ航路を何度も往復する」のが特徴で、アラスカには約4ヶ月いました。同じ港に何度も通うので、一度きりの旅行では気づけない街の顔や、季節の変化まで見られます。そしてもうひとつ、船の仕事ならではなのが飛行機や電車では行きにくい、船でしか行けないような港にも上陸できること。アラスカのIcy Strait Pointもそのひとつで、野生のクジラに会えたのもこの仕事をしていたからでした。
給料について

船内スパのトリートメントルーム。窓の外はすべて海でした(筆者撮影)
私の所属している会社では、最低賃金が月に$800でした。
基本的には、コミッションと追加でもらえるチップの額で給料はかなり変動します。
ほとんどは、予約数、商品の売り上げも関係してきますので、とにかく自分の営業力が鍵になってきます。
特に、商品の売上が多い順で予約の数も変動しますので、全ては自分がどう働くかで船での生活はかなり変わると思います。
スパの中では、特にマッサージセラピストの人が多く稼いでいます。
稼げる時は月に$4000以上もあり得ますが、客船の経路と、クルーズに日程等によって大きく変動します!
| 給与の内訳 | 目安 |
|---|---|
| 基本給(最低保証) | 月 $800(当時の所属会社) |
| コミッション(施術・物販) | 予約数と売上で大きく変動 |
| チップ | お客様次第・航路で差が出る |
| 稼げる月の合計 | 月 $4,000以上になることも |
⚠️ ここが一番大事
給料は固定ではないということ。基本給だけなら決して高くなく、予約を埋められるか、商品をすすめられるかで大きく変わります。技術だけでなく、接客と営業力がそのまま収入になる仕事です。
仕事時間・休みについて

クルー専用の階段。ゲストエリアとは別の専用履ートがあります(筆者撮影)
仕事時間はとにかく長いです😅1日の休みはほぼありません!本当に運によります。
航海日の日は、基本的には朝の7:30〜9:30までスパにいます。
ランチ・ディナーの時間は1時間ずつ、合計で2時間あります。
休みは、週に3日間半日休みがあります。(午前オフ14:30まで。午後オフ14:30から。)
その時に休みであれば、通常は外に出られます。
船によって、港に止まる時に、なにか緊急事態があった時に責任を持って緊急脱出の誘導等の役割があり、外に出られない時が順番であります。その時は絶対に外には出られません。
そして休みは、朝休みか午後休みなので、船の出発が次に寄港地に向けて早い時は、午後休みでも外に滞在できる時間が30分ぐらいしかない日があるので、外に出るのを諦めるときもあります。
基本は普段船の中での生活なので、外に出てリフレッシュをするか、睡眠を選ぶかの葛藤です!笑
マネージャーによっては、1日の休みをくれることもありますが、全てマネージャー次第です。
📅 休みのリアル
丸1日の休みはほぼなく、週に3日の半日休み(午前オフ・午後オフ)が基本。寄港地でも出航時間によっては外にいられるのが30分ほどしかなく、下船を諦めて寝る日もありました。
船内のクルーのご飯は
クルーだけが食事をする場所があり、食堂のようになっています。
ブッフェ方式で好きなだけ食べられる感じです。(時間帯は決まっています。)
船によってですが、お客様エリアのブッフェへ行ける船もあり、それぞれ船によって食事は違いがあります。
また、ゲストエリアのレストランも事前確認がいりますが行けます。(料金が発生します。)
その時は、みんなフォーマルな格好か、ドレスアップをしていきます😃
船では、基本的には食べ物には困りません。
でもそれでも飽きる時があるので、外で何か購入するのも楽しみのひとつです。
シャワー、トイレ

クルーの部屋。二段ベッドと小さなデスクが基本です(筆者撮影)

シャワールーム。コンパクトですが毎日使えます(筆者撮影)
部屋は基本シェア。
狭いです。これも1週間も経てば慣れてきます。
ですが、1人の時間はほぼありません。ベットにカーテンが付いているので、ベットの空間が唯一一人の空間。
シェアメイトによっては、文化の違いや、習慣が違うため、色々驚くことや、うまくいかないこともあるかもです。その時は、マネージャーにリクエストして部屋を変えてもらうことも可能です。
今までに実際に周りであった問題は、夜中の電話、どうしても馬が合わない、男女問題、部屋が汚い。。。などなど。毎日色々あります。笑
プライベートを尊重して、同じ部屋同士の人は休みがかぶらないようにチームを分けてくれることが会社の方針で、今のところはみんな分かれています。
どのぐらい貯金できる
普段、家賃、食費、光熱費等を払っている人からするとその分ぐらいは貯金ができると思います💡(8万〜20万以上)
あとは、航海路がヨーロッパのような物価の高いところであれば、毎回外へ行った時に外食等でお金はかかります。
かなり節約生活をしてる人は、稼いだ分貯金してる人もいます。
反対にストレスで、外で買い物にほとんど使ってしまう人もいますので、全ては自分次第です!
💰 月に貯められる目安
家賣・食費・光熱費がかからない分、月に8万〜20万円以上を貯めている人が多い印象です。ただしこれは下船したときの使い方次第。ヨーロッパ航路は物価が高く、ストレスで使い切ってしまう人もいます。
あとは、やはりお客様をどのぐらい予約が取れて、どのぐらいセールス出来たかによります。
あとは船の経路によっても大きく左右するのも事実です。
逆に、船で働いても「かかるお金」
生活費が0円とはいえ、完全に支出ゼロではありません!
私が実際に払っていたのはこのあたりです👇
- 船内Wi-Fi:これが一番大きい出費。陸の感覚では高額で、しかも速くない(詳しくは上のインターネット事情を)
- 寄港地での下船:カフェ、観光、ツアー代。楽しいのでつい使いますが、ここを抑えられるかで貯金額が変わります
- 制服・靴・化粧品:見た目の基準が厳しい職場なので、自費の分もあります
- 日本への送金手数料:毎月のことなので、ここは仕組みを知っているかどうかで差が出ます
💸 給料を日本に送るときの話
船の給料は専用のカード(Brightwell)で受け取ることが多く、そこから日本の口座に移すときの手数料が意外と痛いです。私はWiseを使って送金していました。実際の画面と手順はこちらにまとめています👇
→ BrightwellからWiseへ送金した全手順(実際の写真あり)
→ Wiseカード使い方完全ガイド(4年間15カ国で愛用中)

🎒 「制服以外に何を持っていく?」で迷っている方へ
9ヶ月分の生活用品をスーツケースに収めるのは、想像以上に大変でした。実際に使い続けたもの・持って行かなくてよかったものを、正直にまとめています。
恋愛事情
オフィサーと呼ばれる、いわいる私たちとは違った生活をしている人たちが船の中にはいます⚓️
スパや、他の部署の女子達はこの人達とカップルになるともれなくシングルキャビンで広く、掃除はクリーナーの人たちがやってくれる生活になります😃
この人たちを狙っている人が多い印象がありました!
オフィサーの人達の制服には、肩にラインが何本か付き、これはランクを表しており、契約期間も本当に短く、部署にもよりますが4ヶ月〜2、1ヶ月とかもあります。
そのあとは約3ヶ月も休みがあり、また同じ船に戻ってくる感じです。
私達は、9ヶ月。。。全然生活が違います。笑
あとは、船の中では、実際の生活(国)では結婚していて、船には彼氏、彼女がいる人が本当に多いです💦
これがいわゆるシップライフって呼ばれている現状です。笑
インターネット事情
船の中では、基本ネットが繋がりません‼️
ですので、ネットを購入するのが一般的です。(ネットが無料の船もあります。)
今まで経験した船では、24時間毎に、もしくは月単位でネットを購入して使うことができます。
1日 $2、または、$2.25。
ビデオ電話ができる、動画が見れる、ネットで検索ができるなどは船によって金額が違ったりします。
今のところは、動画も見たかったらなんと1日$4必要です。。。
船によっては、クルーメンバーが使えるネットが無料のところもありますが、そのようなスタッフに対して待遇が良い船は基本人気です。
なので私たちのスパメンバーは中々行きたい船を指定して行くには、経験と売上が良いことが条件になり得ます🙏
英語力はどのぐらいのびる
毎日使うので、必ず伸びると思いますが、間違いを直したり、新しいフレーズを増やすのは、やはり自分次第です。
お客様対応で決まった内容はある程度何とかなると思いますが、常に練習をしながら過ごす9ヶ月は確実に差が出ます。
🗣 英語が一番伸びる瞬間
周りは全員外国人、接客もすべて英語。中でもセミナーを任されると、やるしかない状況になって一気に伸びます!逃げ場がない環境は、苦しいけれど一番の先生でした😅
そして、セミナーをやる機会がある人達は絶対にしゃべるしかないため、やるしかない状況に時に一番英語は伸びると思います。
実際にどうやって勉強していたかは、こちらに書いています。
→【英語学習ChatGPTでフェイシャルセミナー英語練習2024年7月】
やってみてよかった事、わかった事

アラスカの氷河。この景色が仕事の合間に見られます(筆者撮影)

航海日の夕焼け。何度見ても飽きませんでした(筆者撮影)
知らない世界を見れて視野が広くなる。
英語の練習になる。
新しい環境や、状況に対応できるようになる。
今までの当たり前の環境は当たり前じゃない事に改めて気がつける。
今はドルでお給料をもらえること。
行ったことのない国、場所へ行けること。
色々な国の人と出会えることで、お友達になれたり、文化を知れる。
追加事項
忘れてた事を記載します!
船酔いのこと💦
sea dayといういわゆる終日航海日の日は、海の上で仕事をしています。
この日は基本休みはありません。毎回ではありませんが、天候によっては船の揺れが強い時があり、そして体が疲れていると、施術がしんどい時があります。
なので、酔い止めを特に夜に飲んでおくとかなり助かります🙏
船内のメディカルでも酔い止めはもらえますが、眠くなったり合わなかったりがあると思うので、日本から持っていくのをお勧めします。
もう一つ💡
経路によって時差があります!
毎回違う国や場所に行くと1時間back または、1時間forward などあって寝れる時間が長くなったり、短くなったりと、体が疲れます。
まとめ
全ては、自分次第の行動と時間の使い方で、契約期間の充実度合いがどれだけでも変わります。
船での生活は、私にとって面白い体験でもあり、毎日色々なことがあって休める暇はなく、刺激的な日々ですが、とにかく契約を終える時の感情は何とも言い難い、達成感を感じるでしょう‼️
そして、何よりも人間たくましくなることは間違いありません。笑
日本ではあり得ないことばっかりですので、心も広くなったり、まあいいかと思えたり。
とにかく、楽しいことばかりではありませんが、一生のうちに一度経験しているのは大きな財産になると思います✨
体が一番なので、健康管理は大切にどうか、楽しい素敵な旅になりますように願っております♡
💬 筆者プロフィール
海外移住5年、クルーズ船勤務1年半(9ヶ月×2回)。
世界27ヵ国・79都市を巡り、現地の「リアルな旅情報」を発信中🌏
ブログでは、おすすめ観光ルート・ローカルグルメ・旅行準備を中心に、
“女性一人旅でも安心できる” 体験ベースの情報をまとめています。
Instagramでは、
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