海外移住のため、住民票をぬいて帰国の際に役所での手続きについて。
実際に行った通りに、準備物と一緒に順序立てて紹介いたします。
2023年、2024年と2回連続で行ったのと、以前にも海外転出については合計4回経験があります。
※渡航前に必ず各自治体に確認をおすすめします。
海外転出しないといけない条件について
住民票は、通常では海外への渡航が1年以上の場合には、基本的に海外転出届けを出す必要があります。
もし、1年以内の海外渡航の場合は、住民票を抜かずにそのままにしても問題ないとのことで、自分で選択ができます。
※渡航前に必ず各自治体に確認をおすすめします。
ただ、そのままにした場合は、1月1日の時点での住所がどこにあるかによってその前の年の所得に対しての住民税は海外にいても発生します。
転入の手続き準備物(帰国後は14日以内に)
⚪︎パスポート(出国、入国がわかるようにスタンプがあるとスムーズ)
⚪︎戸籍謄本、附票(戸籍が登録している県で取得可能)
⚪︎前のマイナンバーカード(再発行ですが、前のカードがあると再発行は無料です)
⚪︎運転免許証
⚪︎転出票(帰国後、住所が変更の場合必要になります。)
⚪︎前年度の源泉徴収票(もし前年度日本国内で収入がありある場合、国民健康保険の金額を決める際に必要になります。)
1,転入届け
まずは、住所の登録からスタート。
転入届けの用紙に記入し、登録の準備まで待ちます。
ここでは、本人確認をパスポート、運転免許証等で確認、またパスポートのスタンプにて何日に帰国した等の確認があります。
最近では、パスポートでスタンプを押すことがなくなり、機械にて自動顔認識ゲートになっているので、私はいつも人にお願いし、できるだけスタンプをもらうようにしています。
前回は、出国の際はサンディエゴで、入国の際は船で日本に戻った為、空港でのスタンプがなかったので、seaman’s book(海の上で働く人が持っている手帳)や、船で何日まで働いていたかわかる用紙等を持って役所に行きました。
2,マイナンバーカードの再発行
転入届けの手続きが終了したら、マイナンバーカードの再発行手続きになります。
ここでは前のカードがあれば、再発行の手続きは無料になります。
もしない場合は、1,000円の手数料がかかります。記入が終われば終了で、再度受け取りの手紙が届くのを待ちます。(約1ヶ月程)実際のカード受け取りは、手紙が届き、受け取り予約をして実際の受け取りの流れになります。
3,国民健康保険
帰国したらこちらも転入届けと同じようにセットで強制加入となります。
月の途中からでもその月の支払い金額は変わりません。支払い金額については前年1月〜12月までの収入で決まります。
もし前年度1月〜12月の間に仕事をしており、収入がある場合で国内でも源泉徴収票があればここで提出をします。
今年は、昨年船から確定申告をし、源泉徴収票はないですが、確定申告をした所得で計算される予定です。
実際の支払いの納付書は後日届きますので、その日の役所での支払い等はなく、保険証のカードはその日に受け取りができるので、すぐに病院等に行くことができます。
4,年金
出国の際には、強制加入制度から抜けることになるので、任意加入の希望する場合は、日本在住の協力者の名前と住所を記入して任意加入手続きをすることで、日本にいない間も年金を支払うことができます。
支払いは、コンビニ払い、銀行振り込み払い、クレジットカード払いがあり、私はマイルを貯めるためにクレジットを選択しています。
ここで忘れてはいけないのは、付加年金にチェックを入れるのを忘れないようにしましょう。
月々400円多くかかりますが、2年間払い続けるといわゆる元が取れる仕組みで将来の受け取り年金金額は上がります。
気になる方は、→ 付加年金について
まとめ
これで、帰国後の役所手続きは終了になります。
役所は混んでいるので、持ち物のミスで2、3度手間にならないように、準備をしっかりしてから行きましょう。
あとは市町村によって違いもあるかもしれませんので、必ず事前にご自身で確認をおすすめします。