最近では、在宅勤務ができる会社も増え、東京周辺に住まなくても生活に支障がなければ、生活の固定費を下げる為、もしくは沢山の人混みを避けての生活をする為に、都会から地方移住が流行ってきていますが、
調べて見ると色々と条件があり、都会に連続5年以上住んでいる人が対象となっていましたね。
詳しくはこちらの内閣官房・内閣府 総合サイトをご参考にして下さい。→ 地方創生
今回は今まで3カ国で移動し暮らした経験から、まずは家賃編!
それぞれの国の家賃相場や、家のスタイル等の体験談を踏まえ比較しました。ご興味のある方は参考にしてみて下さい。
オーストラリアシドニー暮らし(1年間)
シドニー家賃相場(1年間で4カ所の体験)
①ホームステイ1ヶ月 環境:英語・スペイン語(4割スペイン語)
ホームステイ先は、日本の出発する前に予約しておき、お金も払っていたので、まずは寝るところがあり安心。
お世話になったお家は4人家族で、可愛い女の子が2人。普段は英語とスペイン語が飛び交っていた。
子供達は英語、大人同士ではスペイン語を話していたので、初めての海外生活、初めてのホームステイ、初めましての家でいきなり寝泊まりをさせてもらう。
全てが初めてで英語もよくわかってない上、スペイン語はもっと恐ろしく感じてた。。。
日中は学校があったので、家族と過ごす時間は、ほとんどが夕食の時間で、食事後の、みんなで見るThe X Facter が、今ではいい思い出になっている。(黙っていれたので笑)
場所は、中心地までは距離があり、バスとフェリーに乗り継いで遠かったが、
毎日あの美しいハーバーブリッジを見ながらの夢のような通学今思えば幻のようだった。
ホームステイの生活は、寝る部屋は一人部屋で、
食事は家族と一緒にとり、毎日帰る時間など、ホストに伝え、遅い時間の帰宅や、家族がいない時には鍵の場所を教えてもらい入る感じの生活だった。
英語のできない私には、正直かなりきつい1ヶ月だったが、それでもとっても優しくて素敵な家族だった。
その時は勇気がなく、全然溶け込めなかったけど、最後の日は、自分のできることを考え、肉じゃが作ってみんなに食べてもらった。
②女子4人部屋(トイレ・シャワーは女子4人でシェア、キッチンは8人でシェア)
家賃:週$130(オーストラリアは1週間にいくらとの表示する)家具は全部ありwifi込み
1ヶ月4週計算で=$520 (レートにもよるが、約4万3千円ぐらい)
シドニー到着後2週間目ぐらいで現地の日本人向けのサイトで探した。
ここでは、それぞれマットレスで川の字で寝るので、プライベート空間全くなし。笑
シェアメイトの入れ替わりは結構あるが、私が入居した時は台湾人2人(友達同士)と、日本人1人の計4人の女子部屋。
このシェアハウスには、他にも4人(タイ人、マレーシア人、ヨーロピアン)が別の部屋に住んでいたので、トータル8人住まいで3ヶ月を過ごした。
キッチンは毎日8人で争奪戦。冷蔵庫は大きいサイズで2つ、一人一人に使っていい場所が決められている。
調味料類も自分の置き場が決まっていたが、ここではだいたいどんどん自分の分の何かが少なくなっている。 笑 これも自然と慣れていく。
場所は、シドニーの中心地タウンホール駅という場所から徒歩10分圏内で、何でも揃う便利な場所だった。
環境は英語で、色々な人との出会いがあった。
友達を呼んだりできたので、ホームステイ先から比べるとプライべートの空間はないが楽しく過ごせた。
日本の一人暮らしからすると、人とこんなに共同生活するって、ある意味家族より近い生活になり、色んな意味で私にはすごい体験になった。
③ようやく1人部屋、合計女子9人(シャワー・トイレは各2つ)
1ヶ月4週計算で=$780 (レートにもよるが、約6万4千円ぐらい)
ここも、日本人向けのサイトを使い見つけた。→ オーストラリア生活情報ウェブサイトJAMS.TV
ピアモントという地名で、中心地タウンホールまで徒歩で15〜20分で行ける人気が高い場所。
有名なフィッシュマーケットへも歩いていけるし、ダーリングハーバーにも徒歩圏内。
その頃は毎週土曜日の夜にはダーリングハーバーで花火が上がったりと、かなり贅沢な環境だった。
街の雰囲気もタウンホールとは違って、落ち着いたオシャレな街で人気があったので値段も高いエリアだった。
やっと手に入れた一人部屋だったが、ここでは狭いキッチンを9人でシェアをし、シャワーもトイレも各2つしかないので、いつも空いているタイミングをチェックしながらの生活だった。
玄関を入るとキッチンとダイニングがあり、シャワーに行く時も、家を出入りする時もとにかく誰かがいる状態。
一人部屋は最高だったし、場所もよかったので、ずっといたかったが、トイレやキッチン部分は私にはかなり辛く、毎日アルバイトに行ったり出かけて、食事は朝以外はほとんど外で食べる事になり、
ちょうど最低滞在期間の2ヶ月で引っ越すことにした。(ここでの家を借りるルールでは、最低滞在期間が決まっているのでそれより滞在が短くなってしまうとペナルティーとして最初に払うデポジットは返ってこなくなる。)
④1人部屋 合計女子3人 一人部屋 最後までここに住んだ(6ヶ月)
1ヶ月4週計算で=$720(レートにもよるが、約6万ぐらい)
ここは、本当にやっと見つけた大好きなお部屋でした!ここに住めたのも周りの人のおかげで、本当に感謝しかない!人脈の大切さが身にしみた。
バイト先の良くしてくれた大好きな先輩が元々住んでいた場所で、オーナーさんも日本の方で本当に優しい素敵な方で色々とお世話になりました。
地名は、ニュートラルベイといい、
シティから北のエリアで、バスを使ってシティまで約10分ぐらい。日本食レストランやカフェも多く、ビーチにも近い。シティとは雰囲気が変わってとっても可愛らしいエリアだった。
ここにきてやっとお家も落ち着き、知り合いも増え、アルバイトも慣れてきたのもあり、友達と食事や、買い物もできる余裕が少しづつ出てきて、自分らしい生活ができるようになったので、心から家って重要だと痛感しました。
洋服・気候
私が住んでいたシドニーは、湿度は日本よりカラっとしており、とにかく過ごしやすかった。
色々な人がいるので周りを気にせずに過ごせたので、自由で開放感のある服装で過ごしていました。
オーストラリアのユニクロのようなブランドや、セカンドハンドクローズショップも見つけたので、途中からは日本から持って行った服で着なくなったので洋服代はさほどかからなかった。
私の場合、タイトなジンーンズやスキニーパンツが好きで持っていったが、毎日飲んで食べてを繰り返し、パンツが入らなくなり、3本のパンツを捨てるはめに。。。笑
また、住んでみないとわからないのは、体感気温。
唯一現地に行ってから日本から送ってもらった服は、ダウンジャケット(極寒で使用する物ではなく、ライトダウン的な)。
日本とは真逆のシドニーの冬を甘くみていたので、冬の日中は時には半袖の人もいますが、私の場合は、朝と晩はダウンがあると助かる日が多くあった。
あとは、エアコンがあまりない!日本にいると当たり前にエアコンの付いているところの生活だが、
基本的には暑すぎてエアコンがないと寝れないようなことはなかったのが◎(本当に何日かは極度的に暑い日が2,3日かあったぐらい。)
エアコンなしで健康体になるれ感じもあったので全体的には過ごしやすかった。
タイバンコク暮らし(3年3ヶ月)
バンコク家賃相場 (3年3ヶ月で2,5カ所)
最初はホテルを約1週間ほど予約し、滞在した。
シドニーからそのままバンコクへ移動したので、最初はお金の感覚がおかしいし、バーツにもまだ慣れない。そして、夜に到着したが、蒸し蒸ししてとにかく暑かった。
気候も全体の雰囲気も、空気も何もかもが違く、慣れるまでが大変だった。
タイのバンコクには20代初めの頃、友達と旅行でアユタヤと、バンコク市内の観光へ訪れた事があった。
その時の思い出は、バイクや車がかなりの数で行き交い、慌ただしい活気に溢れる街で、食事は辛いスパイスやパクチー、慣れないココナッツミルク系の味も全体的に苦手で、旅行では全く違った文化に触れ楽しかったが、まさか自分がここに住むなんて想像もしていなかったので、楽しみと不安で新しい気持ちだった。
ホテルに滞在を終え、いよいよアパートを借りた。
もちろん一人では無理だったので、現地に住む友達に手伝ってもらい、アパートを契約。
①スタジオタイプベット1つ、冷蔵庫・テレビをレンタル
1ヶ月 B5,500(約2万円)+家のWiFi 月/B 400 (約1,400円)テレビ・冷蔵庫は各B500
一人部屋の広さに、安さに、一人で使えるトイレにとにかく感動した。
ただ、タイではキッチンがないのは普通で、何もない。本当にシンプル。
暑いので、毛布やブランケットがなくてもタオルがあれば生きていけてしまう。
ここは、日本人が多くが住むエリアに比べたらいわゆるローカルエリアで、日本人の人もおそらくいたが、ほとんど見かけた事はなかった。
完全に現地に滞在感がすごかった。 → Meechai Mansion
バンコクの街中はとにかくwifiの環境はどこでも整っていて便利だし、
携帯代の通信量も安かったので、日本で毎月約1万ぐらいの携帯代を払っていたのは今や一体なんだったのか。。。
バンコクの中心地は、生活するのには自分が想像をしていた心配は住んでいくにつれどんどんなくなっていき、むしろ日本より通信部分で整っていたり、早い部分が多くあった事を目の当たりに驚きのが多かった。
オーストラリアからしたら、今度はエアコンがないとかなり苦しい生活になる気候だったので、エアコンつけては寒くて、消したら暑く、網戸のない窓開けたら蚊に刺されたり。笑
色々あったがとにかく生活費は安い。
場所は、地下鉄MRT(メトロ)Phra Rama9(ラーマ9世) 駅まで徒歩7分ぐらい。
駅はショッピングモールになっていて、スーパー、カフェ、携帯ショップと何でも買えて、とにかく何でもある。
BTS(スカイトレイン)と地下鉄がある大きな駅のAsoke /Sukhumvit(アソーク/スクムウィット)までは2駅で約10分のわりと便利な場所。
そしてなんと言っても、アジアってやっぱり安心感がある。人も背丈も、顔の感じも、やっぱり自分にわりと近かったのかと思ったのは正直ある。いい意味で、背伸びしなくていい感じ。
あとは、一人って快適すぎて、改めて感動を感じた。
ただ、駐在の方々が住んでいるホテルのようなマンション暮らしとは、かなりの違いがあったので、お友達が家に来るとかなりローカル感にびっくりしてたのが本音です。
ここのアパートでは約1年の時間を過ごした。ここでの全ての体験は私には刺激と、色んな学びがあり、最高に沢山の思いが詰まった部屋になった。
少しずつバンコクの生活にも慣れて、知り合いも少し増え、様々な生活スタイルを間近に聞ける事ができたり見ていくと、もうちょっとだけ綺麗で、もう少し便利な場所へと引っ越す機会が訪れた。
②スタジオタイプベット1つに、シンクが別でキッチンにドア付き!自分の冷蔵庫!テレビ付き!
洋服・気候
季節はほぼ2つ。乾季と雨季。ずっと基本20度以上なので、冬の服は登場しません。下がっても18度ぐらいとか。
冬服の出番は、タイより寒い国に行くか、冬の日本へ帰る時のみ。
あとは、普段忘れていけない上着。これは必ずどこに行くにも必須アイテムでした。
なぜならば、エアコンの効きが尋常ではないからです。
お店は、クーラーがガンガンかかっています。外を少しでも歩けばすぐに汗。お店に入れば極寒です。
なので、服は冬っぽい素材には無縁になりますが、全体的に服の管理は本当に楽で、
夏の服だけを着回します。おしゃれな人は尊敬に値するレベルでした。
南国なので、派手な色もカラフルで国にマッチして、きらびやかな人が多かったが、
私の場合、暑いのにジーンズ。上は大好きなグレーか、白か黒のTシャツばかりで、基本的にはいつも本当に面白みのない色合いで過ごしたバンコク生活でした。笑
東京暮らしで新築シェアハウス女子専用の場合(6ヶ月)
東京家賃
新築シェアハウス女子専用の場合
場所は、新宿まで約20分で一本で行ける練馬区。
1人部屋6畳程にマットレスなしのベット一つ、かなり小さい冷蔵だけの冷蔵庫、小さいドレッサーが一つの部屋。
新築の1軒家で、1階と2階に合計16人が住んでいる。地下鉄の駅まで徒歩12分ぐらい。
シャワー・トイレは各4つ。共有スペースは週に一度業者の方が掃除に来てくれて、備品類は補充される。キッチンは2箇所で、ゴミ出しもしてくれる。
ここでは、本当にひどかった。
生ゴミをそのままにして綺麗にしない人。
夜大声で携帯で誰かをわざわざ廊下で喋る人。
ご飯は作って各部屋で食べるので、正直床で食べるしかなかった。
訳ありで期間限定の滞在だったが、日本にいるのにこっけうつらい生活だった。笑
まとめ
生活基準を上げたり、贅沢な生活を送るには、金額をあげればできるし、買えば揃う。けど、それでも満たされない事がほとんど。
人間、物やお金がなかったら、
ないなりの知恵を絞ったり、助け合ったり、その場に馴染んだり。色んな体験ができた。
環境が変わると、新しい出会いがあったり、知らない世界を知るチャンスがある。
今はこのご時世で自由が制限されみんな辛い時だけど、また移動できるようになるよう時期を待ちます。
どこで、どんな生活をするのか、誰と過ごすかで人生が変わるし、選択ができるようになってきたからこそ、自分らしく生活できることろを探し、移動続けたいな。
という事で、体験談でした。